あおもり創造学 事業

あおもり創造学

訪問医療についてのアンケート調査

 9月6日(水)に2年次格差是正プロジェクトの訪問医療について探究するメンバーは、イオンモールつがる柏ショッピングセンターの木造高校展示ブース「木高Labo」にてアンケート調査を行いました。地域医療は地域の交通事情に依存するかを地元の方々から声を聞き、今後の探究活動に活かすためです。当日は1時間余りの短い時間ではありましたが、60件余りの回答を得ることができ、仮説を証明する一つのデータにすることができました。

絶滅危惧植物「ガシャモク」のフィールドワークについて

 8月3日(木)・4日(金)に、青森の自然を活かすプロジェクト6名が、つがる市木造吹原方面の沼へフィールドワークに出かけました。目的は、絶滅危惧植物「ガシャモク」の保全に向けた現地調査で、「ガシャモク」の切れ藻の採取を行い、環境保全の方策を探りました。講師は弘前大学教育学部教授 勝川 健三氏、同大農学生命科学部付属白神自然研究センター准教授 山岸 洋貴氏で、参加した生徒たちは、「ガシャモク」の栽培方法の知見を深めることができました。

つがる市観光マップの制作に向けたフィールドワーク

 7月25日(火)・26日(水)の2日間、青森定住プロジェクトの12名が、つがる市観光マップの制作のために、つがる市内の各地にフィールドワークに出掛けました。この活動はつがる市「関係人口つながるプロジェクト事業」と連携して行われているもので、1日目は稲垣・車力地区に、2日目は森田・柏地区の観光スポットなどを取材しました。生徒たちにとっては初めて知る観光スポットもあったようで、説明をする職員の方の話に食い入るように目を輝かせていました。

あおもり創造学事業「RESAS活用講演会(整理分析)」

 7月5日(水)、情報の整理分析の考え方やポイントを専門家から学ぶことで、探究活動に必要なスキルを再確認することを目的に、「RESAS活用講演会(整理分析)」をリモート形式で行いました。
 講師は経済産業省東北経済産業局企画調査課の地域経済分析システム普及活用支援調査員の方にお願いしました。参加した2年次生は、EBPMの重要性やフィールワークで集めた情報をもとに仮説を立てたり、仮説を検証する演習にグループで熱心に取り組んでいました。
 講義内容
(1)前回「調査内容」の振り返り
(2)問題・課題発見ツールの使い方
 ①EBPMの重要性
 ②SWOT分析で問題の抽出
 ③ロジックツリーで仮説の構造化
(3)まとめ
 講義後の生徒の感想
・データなどの証拠をもとに問題解決することが大切だと分かった。
・SWOTや仮説の検証についてわかったので、今後のプロジェクトにいかしていきといと思いました。
・EBPM を使うことによって解決策を見つけやすくなることがわかったので今後の活動に活かしていきたいです。
・仮説や検証のやり方を真似して探究に活かしたいと思った。
・仮説の立て方がわかって今後に活かせそうだと思った。

あおもり創造学「木高生と地域の専門家による情報交換会」

 

 6月27日(火)本校2年次生の格差是正プロジェクト及び短命県返上プロジェクトの21名を対象に、地域医療の課題について話し合う情報交換会を開催しました。この情報交換会は学校の所在地及び生徒の居住地域の医療課題について、医療関係者から話を伺い持続可能な開発目標に繋げて考えさせることで、各々が立てた仮説の検証に繋げる目的で行いました。
講師は近隣市町村の6名の皆様方で、当該市町村の訪問医療とリモート医療の現状と課題について御紹介頂きました。

 講師一覧
(1)つがる市 誠仁会尾野病院 外来主任看護師 桑村 美千代 様
(2)五所川原市 福祉部地域包括支援課 課長 笠原 美香 氏 様
(3)五所川原市 医療法人白生会胃腸病院 地域連携室長 原田 恵子 様
(4)鯵ヶ沢町 つがる西北五広域連合 鰺ヶ沢病院 主査 秋元 勝寿 様
(5)小泊診療所 所長(医師) 丸山 博行 様
(6)小泊診療所 総括主幹  吉田 幸央 様

 講演会後の生徒の感想
(1)考えていた仮説とだいぶ違って、実際働いている人にしか分からないことだったので、聞けてよかったと思った。
(2)新しい仮説を立てるのに、行政にしてほしいことや、看護師、ドクター、保健師が現状について詳しく教えてくれたので、プロジェクトに役立てたいです。
(3)訪問診療を広めるにはどうすればいいかという点で仮説を立てたが、今回のリモート会議によりそれが崩れた。新しい仮説を考えるきっかけとなった。
(4)弘前大学では津軽弁講座などで津軽弁に困らないように対策などしていてすごいなと思いました。思っていたよりも津軽弁を使った診療で困ったことが多いと知りました。今回知ったことを、次からの総探の授業に活かしたいと思いました。
(5)若い人たちは津軽弁をあまりわかってないし、看護師さんも不足しているので誰でも分かるようなマニュアルみたいなものが必要だと改めて思いました。
など
 この情報交換会で学んだことを、今後の探究学習に繋げていって欲しいと思います。