特色ーその1ー
特色ーその2ー



 1 総合学科とは「総合学科」は
 「普通科」で学ぶ共通教科・科目と「専門学科」(商業・情報・家庭科など)で学ぶ専門教科・科目の両方を総合的に学ぶことができる学科です。近年、社会が目まぐるしく変化して予測困難な時代を迎える中で、木高では約75%の進学希望者と公務員を含む約25%の就職希望者など、多様な進路に対応できるカリキュラムを整えています。 木高の「総合学科」は1年次で国語、地歴公民、数学、理科、外国語、保健体育、芸術、家庭、情報の基礎的科目をじっくり学び、高等学校での学習の基礎固めをします。2年次からは、普通教科・科目に併せて4つの系列に沿った専門科目を学ぶことになります。

2 木高の総合学科の特色
(1)進路について考える授業がある 
 木高では1年生全員が「産業社会と人間」を受講して、1年間をかけて自分の適性や将来の進路について考えます。「産業社会と人間」は総合学科にしかない必履修科目で、上級学校訪問やインターンシップなどを体験しながら、担任の先生と面談を繰り返し行うことで、2年次以降で進む「系列」を選択します。よって、入学時に「系列」の希望がはっきり決まっていなくても問題ありません。ここで、「系列」とは、2・3年次で進路に合わせて科目選択を行う選択科目群のことです。木高には人文科学系列・自然科学系列・流通ビジネス系列・情報システム系列の4つの系列があります。

(2)4系列で選択科目がたくさんある 
 木高は総合学科のため「系列」毎に豊富な選択科目を開講しています。2.3年次では週の時間割の半分以上が「系列」の選択科目になり、自分の進路希望に合わせた科目を「系列」毎に集中して学ぶことになります。
 ①人文科学系列
文系の大学への進学を視野に入れた、人文科学に関する基礎的・基本的知識を習得できる科目群になります。文化的、社会的、国際的な視野で物事を考えさせ、発信するための力を育てます。
 ②自然科学系列
理系の大学への進学を視野に入れた、自然科学に関する基礎的・基本的知識を習得できる科目群になります。科学的視野で物事を考え、高度科学技術に対応できる能力を育てます。
 ③流通ビジネス系列
進学と就職の進路を視野に入れた、専門科目(主に商業)に関する基本的知識・技術を習得できる科目群になります。簿記や情報処理などのスキルを身に付けさせ、ビジネス社会で活躍できる力を育てます。
 ④情報システム系列
進学と就職の進路を視野に入れた、専門科目(主に情報)に関する基本的知識・技術を習得できる科目群になります。プログラミングや画像処理などのスキルを身に付けさせ、情報社会で活躍できる力を育てます。

(3)少人数展開の授業が多い
 総合学科は普通科などと比べて少人数展開の授業が多く、ゆきとどいた指導を受けることができます。また、教科・科目によっては、習熟度別授業も行われており、一人一人の学習状況に合わせたきめ細やかな指導を行っています。

(4)地域と連携した探求活動がある 
 木高の「総合的な探究の時間」は地域と連携した探究活動が盛んに行われています。1年次は「つがるの魅力探究」をテーマに、つがるの魅力人へのインタビューなどを行っています。2年次は「地域未来創造」をテーマに、ふるさとの人口減少の抑制や交流人口の増加を目指す住みよい町づくりと地域活性化について取り組んでいます。3年次では「私が生きる未来探究」をテーマに、変化する社会の現状を把握し、自分が希望する職業に関する課題を探る個人研究に取組んでいます。生徒は「総合的な探究の時間」で「課題設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現」の探究活動のプロセスを繰り返しながら様々な体験をし、これからの社会に必要な深く考える力を磨き卒業後の進路に役立てています。

特色ーその3ー



・「木高魂」について


・キャッチコピーについて
「木造(きづくり)・人づくり・地域づくり」~木高は創立以来、地域に支えられ地域と共に成長を続けてきた学校です~

「木造(きづくり)」
 木高には、木高生にしか体験できない伝統的な行事や取組がたくさんあることをご存知でしょうか。これらの伝統は今でも「木造(きづくり)」の大切なレガシーとして、後輩に引き継がれています。
①クロスカントリー。令和4年度で全49回を数える伝統行事です。つがる市地球村周辺の山林を男子は約8km、女子は約6kmの距離を走り抜きます。
②木高体操。木高オリジナルの体操で男子は威風堂々とした荒々しい木高健児の姿を、女子は清楚でおしとやかな木高生を表現していると思われます。1年次全員が一糸乱れず披露する姿は超感動です。
 
「人づくり」
 木高といえば「文武両道」です。特に部活働は生徒の人格形成と社会性を磨く場として、大きな役割を果たしており、木高の「人づくり」の大切な基盤となっています。

「地域づくり」
 馬市まつりはつがる市で毎年開かれる地元一番のお祭りで、街全体が活気づきます。本校1年次と吹奏楽部は、馬市まつりパレードに自作の馬ねぶたと吹奏楽の演奏、そして流し踊りで参加してつがる市の祭りを盛り上げます。
 また、木高は「総合的な探究の時間」や専門科目での授業、「産業社会と人間」におけるインターンシップ、全校奉仕活動などで、地域の課題解決を図ったり、貢献したりする「学び」を通してつがる市とつながり、「地域づくり」の一役を担っています。