学校案内

  本校は、明治35年、青森県立第四中学校として、旧木造町(現つがる市木造)に創設されました。大正時代に廃校となりましたが、昭和2年(旧制)青森県立木造中学校として再び開校し、昭和23年の学制改革により、青森県立木造高等学校となっています。今年度創立98年目を迎え、ここ津軽地域の中心として、旧制第四中学校からの歴史や伝統を引き継ぎ、文武両道をモットーに魅力ある取組を進めています。
 雪の結晶をもとにデザインされた本校の校章は通称「六華」と呼ばれ、昭和23年に第1回生の手によって考案され、六角形を理想・純潔のシンボルとしています。
 本校の校訓は「誠實」・「勤勉」・「親切」です。誠實・勤勉・親切な心をもち、涵養に努め、知能の伸長を図り、協働和親を図る態度と努力の大切さを教示しています。今も、講道館柔道の創始者である嘉納治五郎氏が書いた校訓額が残っており、生徒たちは、その校訓に励まされながら日々勉強に、部活動に励んでいます。
 平成15年度、普通科・商業科から総合学科へ改編してからも、歴史と伝統を継承し、生徒一人一人の進路達成へ向け、生徒と教職員、保護者が一丸となり、総合学科の特長を生かした学校づくりを進めています。近年は、地元つがる市から絶大なる御協力をいただき、地域連携はもちろん小学校、中学校、高等学校、県内外の大学との連携にも力を入れ、学習活動や特別活動及び探究活動に取り組んでいるところであります。また、開校以来の「文武両道」を継承し、「文」においては、卒業後の進路では国公立大学を含め約80%が進学、約20%が公務員及び就職しており、多様な進路に合わせた教育を実践しています。「武」においては、陸上競技部、相撲部、柔道部、卓球部、競技かるた部、JRC部が県で優勝または上位の成績を収め、全国大会、東北大会に出場しており、各部活動とも日々上位入賞をめざし、「チーム」として活動しています。
 総合学科の特徴である3年間にわたる探究活動では、自己を見つめ、身近な課題と向き合い、社会とのつながりを深める活動に力を入れています。1年次の「産業社会と人間」の時間では、夢プランを作成することで自分自身を見つめ直し、自己の将来について考え、地域と連携したインターンシップや職業人講話を行っています。また、高大連携事業を通して将来の夢や希望を実現するために高校生活をどのように過ごしていくかを探究しています。2年次以降は、5つのプロジェクトチーム(木造、人づくり、地域づくり、産業支援、環境保全)によるつがる市の観光や文化遺産など、地域社会と密接に関わりながら持続可能な開発目標に関連付けて考えさせる探究学習を行っています。生徒はこの学習活動を通して、自分の興味関心や将来の職業に関連する分野について探究を深め、進路達成に向けて取り組んでいます。
 その他にも、つがる市の「馬市まつり」に参加しています。馬ねぶたを創作し、流し踊りを披露しながら、地域の方々と一緒に盛り上がることで大きな喜びと達成感を味わうことができています。本校の馬ねぶたは、イオンモール柏店内にある「木高Labo」に展示していますので、是非ご覧ください。
 学校行事では、5月につがる地球村周辺での校内クロスカントリー大会を行っています。今年度は第50回を迎える伝統的な行事で、男子生徒が約8キロ、女子生徒が約5キロのコースを完走します。7月は木高祭を2日間実施します。10月は総合競技大会において運動会と球技等の競技を2日間に渡ってクラス対抗で競います。2月は1年次・2年次によるスキー教室があり、多くの生徒は雪国特有の行事を楽しみます。
 結びに、「木高(もっこう)」(地域ではこの愛称で呼ばれています)は、生徒が夢や志を抱き、その実現に向けて、学校・家庭・地域と連携し、「社会に貢献でき、あおもりの未来を切り拓いていく人財の育成」に向かって一層取り組んでまいります。

                                                                校長 三上 保  
  



R 6学校経営方針.pdf






 沿革.pdf



 校歌 new_kouka.wma   旧校歌 old_kouka.wma




 木造高等学校 新制服デザイン.pdf



 学校案内(パンフレット)

・PDF版 2024学校案内.pdf